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乳ガン再発治療中 肺転移、肝臓転移、縦隔リンパ節、骨転移、どれも多発性の厳しい状況ですが、毎日を前向きにそして楽しい事を見つけて日々を送っています。


by mami-cat829
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漢方治療の転末記

漢方治療について少し落ち着いた時間が出来たので書き込みます。
漢方治療についての詳細を今まで書きませんでしたが、書けなかったというのが本音です。
会社の社長に勧められた事もありますが、漢方治療を受けに行く最終的な判断は私が決めました。(免疫効果を上げる十全大補湯にしても漢方です。私はもともと漢方治療を否定していませんでした。)
東京の漢方医院の話は一年前から聞いて、先生の本を何冊か貸してもらい読みましたが、何度読んでも私は何故か心が動きませんでした。
私の考えが変わったのは、会社の取引先のTさん本人から良くなった話しを直接聞いて、その時初めて選択肢の一つと考える様になり行動に移しました。(社長も、悪性リンパ腫になった我が社のTさんの治療を模索している中、取引先のTさんの話を聞いて漢方医の本を何冊も買って勉強をし治療を信じていました。)

取引先のTさんの話では予約はなかなか取れない、1ケ月は待たないといけないかも知れないといわれていましたが、すぐに予約は取れて8月の8日に早速上京して診察を受けました。
ブログでも診察の内容を書かなかったのは、私にも理解も説明も出来ない診察方法だからです。
まずは1ケ月は先生を信じて(Tさんの話も聞いていたので)先生の言われる様にホルモン剤も止めて漢方を真剣に飲んでみようと思いました。
9月の14日の診察日までの約1ケ月以上の間、体調が現状維持であれば問題は無いのですが、体調不良、胸の痛み、咳き込みが出たので、現在の状況を含め4~5の質問と疑問を先生に投げかけました。でも私のすべての質問(ホルモン剤を飲まないことの不安も含め)に対して先生からは納得いく回答ではありませんでした。
質問の例をとってCEA(胎児性抗原)の上昇も一般的に見て再発進行から来るものと素人でも考えられます。でも先生は質問のすべてを否定して、先月より数段良くなっていると言われましたが、現実に体調もよく症状もよければ疑問も質問も用意して行きません。癌の進行も先月は活発だったけど今は抑えられている(科学的な検査は無しです。著書にも書いてありますが先生独特の診断です。)でもどんなに良いことを言われても、症状が感じられる私は良くなっていると言われても納得いく回答とは思えませんでした。今は症状が悪くてもこれから徐々に良くなるとの言葉があれば、私も納得いかない気持ちのまま医院を後にはしなかったと思います。患者と医師と意思の疎通にかけると信頼関係も薄れ、今後の治療も治療方針にも障害が出てきます。

私は漢方治療を否定しているわけではないので、すぐ同じ西洋医学を経て漢方治療に進んだ先生に、私の質問、疑問を尋ねようとネットで探しました。思った以上に多くの人がいましたが、その中でも一番詳しくホームページに掲載して、なお且つメールでの質問が出来たので、早速その先生に私の病歴と質問事項をメールしました。
その先生は東北の国立大学を出て、医大に勤務の後私立の医院長を経て漢方治療を学びに中国へ2年留学をしていた人でした。
回答の一つのCEAにしても、CEAの高値は明らかに転移乳がん腫瘍の悪化増殖を意味します。素直に考えれば多発性肺がんの症状が加味されていると思われます。との回答でした。ホルモン剤は今のまま継続して飲んでもいいとの回答でした。した。その他いろんな説明もありました。(西洋医学と漢方の融和で更なる治療効果に私も期待しています)

ここで道を誤ったら取り返しが付かなくなると判断し、東京の漢方医には来月は行かない事にしました。たまたま結果として東京の漢方治療院の煎じ薬が合わなかったので、無駄になり遠回りをした様に思われますが、どんな失敗も無駄にはなりません。そこから学ぶ事も多く今の私は立ち止まる事は出来ません。これからもより多くの選択肢を求めて更なるチャレンジして行く気持ちには変りありません。
by mami-cat829 | 2007-10-03 11:30